構築を考えるのは楽しい 2.マナリアウィッチ
どうもこんにちは、式です。
今回はナーフ後にも関わらず依然として環境トップに君臨し続けるマナリアウィッチの構築について話していこうかと思います!
まずマナリアがなぜ強いのか、そこから考えていきましょう。
1)アンの大魔法
まあまず思い付く分かりやすく強い点はやはりこれでしょう。
マナリア最強カード「マナリアの魔導姫・アン」のファンファーレ効果のチョイスで手札に加えることのできる10コストのスペルカードです。
(チョイス先のアンの大魔法とアンの大英霊)
テキストの説明の通りですが、アンの大魔法の威力は自分がバトル中にプレイしたマナリアカードの分だけ上昇していきます。(今はあまり見なくなったどっかの蝙蝠さんと同じような効果ですね←)
みなさんご存知だとは思いますが、これがもう本当に強いです。マナリアウィッチに10ターン目を与えたらほぼ負けてしまう原因です。「こんなカードがあるから先攻ゲーが進んでしまってるんだ!」っていう人もいますね、他ならぬ自分もその一人ですが、今回はその話は置いておきましょう…
逆に言ってしまえばこのデザインのカードが主軸になることで先攻でしっかり勝つことが出来るデッキになるわけです。
だいぶ脱線しましたが、じゃあなんでアンの大魔法が強いのか。背理法チックな考え方でアプローチしてみましょう。
"もしアンの大魔法がアンのチョイス先ではなくそのまま10コストのスペルカードとして存在していたら"
みなさんはマナリアデッキにこのカードを入れますか??もちろんマナリアの魔導姫アンは存在しない仮定での話です。
自分の中の答えは現状「んー、フィニッシャーだし何枚かは入れたいけど被ると事故りそうだし2枚積みかな」って感じです。
近い感覚はいまはもうローテ落ちした「ギガントキマイラ」のような感じですかね。つまりアンの大魔法は勿論強いのですがマナリアの強さにはもう少しギミックがあるように感じますよね。それが次にあげる強さです。
2)マナリアブースト(スペルブーストのマナリアバージョン)
マナリアの真の強さはこっちだと考えています。アンともう一人のマナリアの主軸となっているミラちゃんが手札にいると起きるマナリアの効果ですね。
(対面が切断したくなる瞬間トップ3には入ってるであろうミラちゃんですよ、きゃーるるん)
確かに7コストのカードにしては強くない訳ですよ。たぶん7コスト5/6同じ効果とかでやっとコスト相応って感じですかね。
しかし、これが7コストで登場することなんてほとんど無い訳です。だいたい先攻5ターン目とかだと3コストだったり、6,7ターン目にもなるとなんと0コストできゃーるるんします。
これがズルい。要するにズルしてるわけです。まあクラス特性と言ったらそれまでなんですが、もはや息をしていないヴァンプの復讐やエルフのプレイ数はなんなのやら…
他にもコストを踏み倒すデッキといえばAFネメシスのデウスエクスマキナ+加速装置です。これも相当ズルいですからね。
このマナリアブーストのおかげで6,7ターン目にミラミラアンアン等の俗に言う「ドロシー展開」が出来る訳です。
この二つが今のローテマナリアの強さだと考えています。まああとオーウェンの登場なんかも大きかったですけどね。
(マナリア学園で剣を学んでいるのはこいつだけなんじゃないかと噂のオーウェン君)
この考え得る強さを元にマナリアウィッチの構築をしていきます。(前置き長くてすみません、ですが構築する時にそのデッキのコンセプトがなぜ強いのかを言語化出来るかは非常に大事だと考えています。)
マナリアウィッチの骨組みはだいたいこんな感じです。
ちょっと少なめですけど本当にどのリストをみても必ず3積みなのはこの5枚って感じですね。この5枚だけでも先程述べたマナリアの強さはしっかりと伝わってきます。
マナリアウィッチの構築が面白いのはここからで、大きく二つのパターンに分かれていきます。
1]純マナリアウィッチ
ちょっと極端な気もしますけどこのような感じでデッキの内30枚以上はマナリアカードで構成されていて、この構築だと2)マナリアブーストの力を最大限に引き出すことが出来る構築となっています。フォロワーが多めなので盤面でも戦えるのが強みですね。
逆にデメリットをあげるとすればミラとアンをトップから持って来なければならないため、かなり使用者の右手が要求されることです。つまり運だけデッキってことですね。その分ミラとアンを引けている時の爆発力は凄まじいです。
2]スペルマナリアウィッチ
上のはほんの一例ですが、だいたいこのようにかつてのウィッチのようにスペルブーストのカードが多く採用されており、上手く盤面を処理しながら準備を進めるといったスタイルの構築となっています。この構築だとオーウェンのバリューが非常に高く、必ず持ってきたいアンやミラちゃんを手札に加えやすくなっているのでバトルの大局観(大まかな勝つまでの流れ)が安定しやすいです。こちらは1)アンの大魔法を強く使える構築となっていますね。
デメリットをあげるとすれば、手札に引き込めたアンやミラちゃんのマナリアブーストがあまり進まない事があげられます。せっかく手札にきたミラちゃんも5,6コストで投げてしまっては十二分に力を発揮したとは到底言えません。
以上のようにこの二つの構築には分かりやすく強い点と弱い点があります。
「じゃあ結局どっちが強いのさ!」と思う方もまあいらっしゃることでしょう。そこで重要になるのが「環境に合わせてカスタマイズする」ことです!
いまレートで使ってるマナリアは流石に見せられないのですが、例えばRAGE2019spring前の紫龍、ミラちゃん、炎獅子の大将軍がナーフされた直後に使ってた自分の構築をお見せしましょう。
その名も狂信者マナリアです。名前だけみると狂信者が主軸なのかなと思っちゃうかもですが、実際はだいたいスペルマナリアウィッチといった感じの構築です。ティコやベリルを加えることで序盤のミラちゃんのマナリアブーストを進めやすくするといった狙いがあります。真実の宣告がピン刺しなのはミラーの後攻マリガンでキープしたい時に複数枚あると被る可能性があるので、安全にキープしたいといった狙いがあるからです。
他にも細かいカードの枚数等に触れていくとキリがないのですが、その一つ一つのカスタマイズが本当に楽しい要素なのです!!これは実際にランクマで試してみたりすることでどんどん環境への理解度も深まり、デッキも熟成していくものです。
長くなってきたのでこれくらいにしておきたいと思いますが、第二弾ということで構築の面白さが少しでも伝わっていてくれると嬉しい限りです。RAGE後の今の環境について自分が注目してるカードにちょっとだけ触れておくと、これです。
この他にも色々試していきたいと思ってるので、意見交換などもどんどん募集しております!気軽にツイッターとかに声掛けてくれると嬉しいです!とことんルムマしましょう。それでは